女性更年期障害とは?

女性更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモンが欠乏した状態で体が安定するまでの時期を指します。更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。エストロゲンの分泌量が減ると、脳は盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。更年期障害は、ホルモンバランスの乱れだけが原因ではありません。更年期の時期は、子供の独立・夫の定年・親の介護など急激に生活のリズムが変わる時期でもあり、生活のリズムの変化による精神的ストレスや家庭や職場でのストレスなども加わって、更年期障害が現れます。

女性更年期障害の症状は?

更年期障害の症状は大きく分けて3つに分類されます。
① 自律神経失調症状:のぼせ、汗、寒気、冷え症、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい
② 精神症状:イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ気分
③ その他の症状:腰痛や関節痛、嘔気や食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみ、尿が近く外陰部の不快感

更年期障害の治療について

・ホルモン補充療法(HRT)
ホルモン補充療法(HRT)は、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する療法です。また、子宮を有する場合には、黄体ホルモン(プロゲステロン)を一緒に投与します。保険適用で、自己負担も少なく、更年期障害の根本的な治療法としてもっとも期待されてます。ホットフラッシュや動悸などの自律神経系の不調を改善、閉経後に進行しやすい骨粗しょう症を予防してくれます。

・抗うつ薬治療
ネガティブな感情が強い場合やホルモン補充治療が効かない場合に適用されます。憂うつな気持ちを取り除いて、心を穏やかにしてくれます。専門のカウンセリングを合わせて受けるとより効果的です。

・漢方薬
また、漢方薬、低用量ピルなどを活用してホルモンバランスを安定させる治療を行うところもあるようです。「気・血・水」の流れを改善し、全身のバランスを整えます。しかし、人によっては生活習慣の見直し(お酒やタバコを控える、運動をする)をすることで症状の改善が見られる方もいます。自分ひとりで更年期障害について悩み、長く悩んでしまったために症状がひどくなるよりも、まずは病院の医師に相談することをオススメします。