更年期障害を上手に乗り切るために更年期障害のことを知る!

更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調のことであり、自律神経失調症の一つです。更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。エストロゲンの分泌量が減ると、脳は盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。そして、ホルモンバランスの乱れによって「体のほてり(ホットフラッシュ)」「大量の汗(スウェッティング)」などの症状が現れます。これが更年期障害ですが、更年期障害は、ホルモンバランスの乱れだけが原因ではありません。

更年期の時期は、子供の独立・夫の定年・親の介護など急激に生活のリズムが変わる時期でもあり、生活のリズムの変化による精神的ストレスや家庭や職場でのストレスなども加わって、更年期障害が現れます。また、最近では、30代ぐらいの更年期にはまだ早い年齢であるにもかかわらず、更年期症状があらわれる「若年性更年期障害(プレ更年期)」が増えてきています。更年期症状には、個人差があり、更年期を迎えてもほとんど気にならないほどの症状の人もいれば、日常生活も満足にできない症状の人もいます。この差は、若いころに行なった無理なダイエットや不規則な生活・食事によってホルモンバランスが乱れていることが原因の一つであると考えられます。更年期を安心して迎えるためにも、生活習慣を見直しましょう。

更年期からは生活習慣病のリスクも高くなります。生活習慣病は日本人の3分の2近くが亡くなる原因とされる病気の総称で、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症(動脈硬化の進行に伴い血中の脂質が増えすぎる病気)、高血圧、肥満などを指します。40代や50代の頃は暴飲暴食をしたり、睡眠が多少不規則だったり、運動不足だったりしても、多少の無理はきいてしまいます。しかし、そのつけは確実に老年期に回ってきます。

また、余談になりますが、更年期障害になると心配になるのが骨粗鬆症です。骨は破骨細胞(はこつさいぼう)が骨を溶かし、骨芽細胞(こつがさいぼう)が骨を作ることで古い骨を溶かし新しい骨にとり変えています。(骨の新陳代謝)閉経後に骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を防ぐために化学合成されたエストロゲン(プレマリン・エストリオール・エストラダーム・など)を処方されることも多いです。エストロゲンは破骨細胞が骨を溶かす細胞の働きを抑えることは出来ます。しかし、骨芽細胞の働きを促すのはプロゲステロンです。

そのため、プロゲステロンが分泌されなくなると骨芽細胞が働けないので、いくらエストロゲンの薬で破骨細胞の働きを抑えても骨が細胞の働きを高めないと骨は本当に強くなりません。副腎皮質でプロゲステロンが作られないと骨粗鬆症は改善しないのです。つまり、骨粗しょう症にも副腎を元気にさせる整体が必要なのです。